Android Studioでアプリ開発!

Androidアプリ開発初心者の備忘録です。

Toast を使って画面に情報を表示する方法

画面に簡単な情報を表示させたい

アプリ実行時にユーザに何らかの通知を表示させたい場合や、開発中のデバッグ時にアプリ実行時の情報を表示して確認したい場合があります。いくつか方法はありますが、今回は Toast を使って情報を表示させる方法を紹介します。

実行イメージ

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Toast を使用する手順

Toast は、android.widget.Toast クラスを使います。使い方としてはいろいろありますが、makeText(表示する文字列を作成)してから、show(表示)するのが最も簡単な方法だと思います。

makeText は引数の違いにより2種類あります。

static Toast makeText(Content context, int resId, int duration)
static Toast makeText(Context context, CharSequence text, int duration)

第2引数に違いがあり、int resId にはリソースID(R.string.xxxxx)を指定することができます。CharSequence text には String型の文字列を指定します。
第1引数には表示したいアクティビティのオブジェクトを指定します。基本的には this を指定することになります。
第3引数には Toast を表示する時間の長さを指定します。Toast.LENGTH_SHORT または Toast.LENGTH_LONG を指定します。

Toast を表示するには show メソッドを使用します。

void show()

以上の点を踏まえ、Toast を表示するには以下のように記述します。

Toast.makeText(this, "これは Toast を表示するテストです。", Toast.LENGTH_LONG).show();

Toast の表示位置を変更する

Toast は基本的に画面下部に表示されますが、この位置を変更することができます。この場合、setGravity メソッドを使用します。

void setGravity(int gravity, int xOffset, int yOffset)

第1引数の gravity には、android.view.Gravityクラスの定数を使用します。Gravity.TOP や Gravity.RIGHT などがあり、これらを組み合わせることもできます。

以下のように記述することで、冒頭の実行イメージとなります。

Toast toast = Toast.makeText(this, "これは Toast を表示するテストです。", Toast.LENGTH_LONG);
toast.setGravity(Gravity.CENTER|Gravity.LEFT, 0, 0);
toast.show();

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